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話数単位で選ぶ、2011年TVアニメ10選

とても楽しそうだったので、これの為だけにはてなブログに登録してみた。

  • 2011年1月1日~12月25日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
  • 1作品につき上限1話。
  • 思いつき順。順位は付けない。

 

青の祓魔師 / #5「祟り寺の子」
脚本:山口亮太 / 絵コンテ・演出:黒柳トシマサ / 作画監督:高木晴美
志の有無を問い質し、挑発してくる勝呂を、燐はただ神妙な顔つきで見つめる。その表情は勝呂が抱える痛みを見通すかのようだ。粗暴で考えなしなキャラに見える燐だが、それだけの人物ではないことが無言の芝居のうちに描かれている。


Steins;Gate / #23「境界面上のシュタインズゲート
脚本:花田十輝 / 絵コンテ・演出:おざわかずひろ / 作画監督:稲吉智重・稲吉朝
「特に意味はない」と被せる岡部のセリフとともに流れ始める挿入歌に血湧く思い。最終話が蛇足に思えるほど盛り上がるクライマックスだった。


放浪息子 / #2「きらい きらい 大きらい」
脚本:岡田麿里 / 絵コンテ:あおきえい / 演出:別所誠人 / 作画監督:谷拓也・下司祐也・サトウミチオ
出だしの、黒コマに千葉さんのモノローグから始まるインタビュー風映像にまず痺れる。この話数では、修一を取り巻く人間関係が濃厚に描かれていて、再視聴すると、あまりの「らしさ」にニヤニヤせずにいられない。アニメ版「放浪息子」のエッセンスが凝縮された一話といえる。


UN-GO / #6「あまりにも簡単な暗号」
脚本:會川昇 / 絵コンテ:五十嵐卓哉 / 演出:中村里美 / 作画監督:出雲誉明・小森高博
深夜アニメに相応しい、大人テイストあふれるミステリ。


魔法少女まどか☆マギカ / #7「本当の気持ちと向き合えますか?」
脚本:虚淵玄 / 絵コンテ:西田正義 / 演出:城所聖明 / 作画監督:小林亮・かどともあき
廃教会での対話。杏子の助言をはね除けるさやかのセリフは、その実、杏子がかつて抱いた理想を全肯定するものだった。自らの心を守るため、過去の自分を否定し続けなければならなかった杏子にとって、その言葉はどれだけ眩しく、救われる思いだったことだろう。


夢喰いメリー / #5「夢に惑って」
脚本:白根秀樹 / 絵コンテ・演出:山内重保 / 作画監督:小林絵実子
実のところ、山内監督独特のコンテ・演出というやつが好きじゃない。特にアクションシーンがダメで、その悪癖はこの話数のコンテにも見て取れる。しかし、それを押してもなおメリーVSエンギの作画には魅せられてやまない。


花咲くいろは / #7「喜翆戦線異状なし」
脚本:小柳啓伍 / 絵コンテ:岡村天斎 / 演出:守岡博 / 作画監督:山内尚樹
働く大人にとって「仕事」とは何なのか。番外編のように見えるこの話数だが、花咲くいろはが当初の企画通り航空宅配便ものになっていたとしても、同様のテーマを扱った話がきっと用意されていたに違いない。
というのは全て後付けで、能登麻実子のはっちゃけた演技が実に素晴らしかった。ただそれだけ。


日常 / #16「日常の第十六話」
脚本:花田十輝 / 絵コンテ・演出:武本康弘 / 作画監督:高橋博行
原作テイストのハイテンションでキャスト総ヨゴレなノリのギャグをたたみかけた上で、いかにも京アニらしい清潔感あふれる結末に収めたところに、京アニ版「日常」の真髄を見た気がした。


アイドルマスター / #6「先に進むという選択」
脚本:待田堂子 / 絵コンテ:高雄統子 / 演出:伊藤祐毅 / 作画監督:赤井俊文
竜宮小町出演番組を前にひとり緊張顔の律子、真剣な眼差しの伊織、その様子にハッとする真。丁寧な表情芝居が光る一方で、ステージ描写のクォリティも随一で、後続話数のライブパフォーマンスに対するハードルを爆上げした。該当話数の担当クリエイターらにとって、よいプレッシャーになったであろうことは想像に難くない。原作では竜宮小町がプロデュース対象外のライバルであることとも符合するようで面白い。


境界線上のホライゾン / #9「高嶺の花」
脚本:冨田頼子 / 絵コンテ:田辺泰裕 / 演出:江島泰男 / 作画監督:斎藤雅和・大杉尚広
これはもう二代と喜美の相対に尽きる。映像もさることながらBGMの切り替えが絶妙。もう何遍繰り返し再生したか分からない。